◇財政健全化策など争点に
健康上の問題を理由にした山田知前市長（７６）の辞職に伴う西宮市長選が９日、告示された。いずれも無所属新人で、元衆院議員の大前繁雄氏（６７）▽元副市長の河野昌弘氏（６４）▽元川西市職員の野々村竜太郎氏（４３）??の３人が立候補を届け出た。震災復興をほぼ終えた今後のビジョンや、財政健全化策などが争点とな UGG
りそうだ。
◇市議補選は３議席に５人
一方、市議補選（改選数３）も同日告示され、新人５人が立候補した。
市長選、市議補選の候補者らは市内で街頭演説し、公約を訴えた。
８日現在の選挙人名簿登録者数は３７万８６５４人（男性１７万７１０３人、女性２０万１５５１人）。期日前投票は１０?１５日に市内７カ所で実施される。投票
は１６日午前７時?午後８時に行われ、同日午後９時半から同市河原町の市立中央体育館で開票される。【津久井達】
◆西宮市長選 立候補者第一声（届け出順）
◇民間の知恵で財政再建??大前繁雄候補（６７）＝無新
３０００億近い借金を抱える西宮市政に、外部から、民間の知恵でメスを入れたい。私は日本の官僚?役人の優秀性をよく知ってい
る。だが市長に役人出身の方が続くと、どうしても市役所を守る内向きの姿勢に傾きがち。財政再建は市長自らが身を律することが必要だ。市長報酬について思い切った減額をし、退職金もゼロにする。市職員の給与体系も抜本的に見直したい。西宮は、今でも住みたい街の全国ベスト３に入っている。財政、教育、保育所の待機といった問題を解決し、ベスト３を継続
していけるような市政を実現したい。
◇職員の英知結集し臨む??河野昌弘候補（６４）＝無新
４６年間市役所に勤めた経験をフルに活用したい。自信はあるがうぬぼれず、職員の英知を結集して臨みたい。文教住宅都市として発展した西宮を後世に引き継ぐため、新しい課題にチャレンジする。
赤字を一般財源で補てんしている市立中央病院は、老
朽化が激しく耐震改修が必要。移転整備も検討し、経営主体をどうするかの方向性を見いだしていきたい。７月から完全実施される中学３年までの医療費無料化は、財源確保に苦労することが予測されるが、なんとしても継続したい。
金権政治はノックアウトし、古いしがらみを断ち切る。
◇市民サービス充実図る??野々村竜太郎候補（４３）＝無新
今の日本にはリーダーがいない。政権交代によって膨らみ続けた皆さまの期待は、無残にも打ち砕かれた。
私は、命懸けで市長選挙に立候補した。恐れているのは、市長として市民の皆さまに対し、最高の市民サービスを提供することなく、死んでしまうことだ。皆さまとの対話を通じて、納得できる政策を実施し、信頼を築いていく。
市長給与の半額
の実施、ボーナス?退職金の廃止を必ずやり遂げる。雇用不安を払しょくし、市内事業者を全力で応援する。認定子ども園を設置することにより、待機児童を解消する。
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◇西宮市長選
大前繁雄候補（６７）＝無新
［元］衆議院議員［歴］建設会社員▽県議▽学校法人理事長▽自民党県連副会長▽防衛政務官▽京大
河野昌
弘候補（６４）＝無新
［元］西宮市副市長［歴］市商工課長?総務課長?企画財政局参与?総務局担当理事?助役▽関大
野々村竜太郎候補（４３）＝無新
［元］川西市職員▽市国民健康保険運営協議会委員▽関大
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◇西宮市議補選（改選数３?５）
庄本建次 ５２ 共新 党西宮芦屋地区副委員長
川村与志人 ２
５ 無新 ［元］会社員
花岡豊 ３７ 無新 建築家▽ＮＰＯ理事▽保護司
和田豊治 ６１ 民新 ［元］西宮市行政経営改革部長
矢野正史 ６０ 無新 不動産管理業［歴］小学校ＰＴＡ会長
〔阪神版〕
５月１０日朝刊
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引用元:奇蹟の大地(Mu Online) 総合サイト
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